わが家には13歳になるトイプードルのアポロくんがいます。生後数か月でやってきて以来、家族みんなでかわいがり、どこへ行くのも一緒。旅行もずいぶん行きました。
アポロくんが8歳になった頃、たまたまお店のお客様からペットロスのお話を伺い、それまで考えもしなかった「2匹目のワンコ」について真剣に考えるようになりました。もし、アポロがいなくなったら家族は全員さびしさに耐えられない、特に主人は後追いしかねない…!と思ったからです。
そこで、いろんな方から情報収集。すると、2匹目を飼うことへの賛否は、見事なまでに分かれることを知りました。
反対派は、2匹目を飼うと先輩ワンコがストレスで弱ってしまった、10円ハゲができた、さらには1年ほどで亡くなってしまった…と。一方、賛成派は、2匹目を飼うと老犬の先輩ワンコが若返って元気になった、仲良く過ごしていて大丈夫、と、まるで真逆なのです。
飼う、飼わない、飼う、飼わない……と、迷いに迷ってはや5年。。。ある日、保護犬の世話やブリーダーをされている方から2匹目を飼う時のコツを教わったことでようやく決心がつきました。すると不思議なことに、赤ちゃんワンコを見せてもらう機会も舞い込んできて。これも、ご縁ですね。
12月半ば、わが家は新しい子犬を迎えました。トイプードルとペキニーズのミックスで、生後数か月という赤ちゃんワンコです。トイレのしつけは24時間体制。家族がシフト制?で子育てに奮闘しております。
寝ている時は天使のようですが、ひとたび目を覚ませば、まさに小さい怪獣。掃除のモップに飛びかかって噛みつき、座布団は四隅を噛みちぎって綿を出し、主人のフリースジャケットも見るも無惨な姿になっております。「おとなしくてマイペースな性格」との前評判でしたが・・・どこがやねん! 無尽蔵のパワーからか、主人は「アトム」と名付けました。
しかし、なんちゅう、かわいさ。私の手は甘噛みされて生傷が絶えません。これが水にしみます。うう。。なのに、何度も言いますが、何をやってもかわいいのです。叱っていても目尻が下がってしまいます。母性本能がくすぐられ、胸まで張ってくる〜!そんな気までしてきます(笑)。
そんなアホな飼い主を、どう思っているのでしょう、アポロくんは。というか、彼は今それどころではないのかも知れません。というのも、小さい怪獣アトムから「遊んで遊んで」と追いかけまわされて、彼も飼い主同様、大変なのです。温厚なアポロくんも、さすがに「付き合いきれん!」とばかりに子犬が入れない部屋へ避難したりしています。うう、すまん、アポロよ。。。
ワンコ2匹の生活が始まって1か月。まだいろんなことが模索中ですが、先輩ワンコのアポロくんがもっとストレスなく暮らせるように、そして、やんちゃなアトムが健やかに育つように、いろいろと知恵を絞っていきたいです。