わてらがアホでした
とある休日のこと。
孫が遊びに来るというので、バァーば(私)とジィーじ(主人)はその準備をしていました。今夏のとっておきの思い出になるはずの新しいビニールプールに空気を入れねばなりません。
ジィーじは張り切って前日の夜に、家にあったポンプで空気を入れ始めました。しかし、どうしたことでしょう、なかなか空気が入らないのです。ジィーじは必至にポンプを動かしました。フーフー汗をかいて、くたくたになるまで頑張りましたが、全体の10分の1も空気は入っていません。「もうだめだ・・・くたびれた・・」その日の空気入れは断念しました。
翌朝、バァーばも加わってポンプを動かしました。フーフー!汗をかいて一生懸命空気を入れました。しかし、どうしても空気がうまく入らないのです。「こりゃ、手作業では日が暮れてまう!なんとかせねば!」と、ネット検索すると、ドライヤーで送風するという方法が・・・! 早速試してみましたが、どうもうまく空気が入りません。
めげずに、さらに検索!すると、電動エアコンプレッサーで空気を入れる方法が・・・! なになに、Hondaのパンク修理キットに含まれている電動エアコンプレッサーがチューブ付きで使い勝手がいい、とな。もちろん我が家のクルマはHonda車です。自家用車を庭先まで動かしてきて試してみました。コンプレッサーの空気の吹き出し口からはビューッ!と勢いよく空気が出てきて、「これは!」と期待が高まりました。しかし、喜んだのも束の間、、、思ったよりも空気が入らない、、、。なんでやねん! 炎天下で四苦八苦すること数時間・・・ジィーじとバァーばはもう限界でした。
力尽きてバッタリと倒れ・・・てもおかしくない展開ですが、そこは、ほれ、私ですから(笑)、ビニールプールを買ってきた息子に電話をかけて、「もう死ぬわー!」わーわーと文句を言いました。対する息子はひょうひょうと、「やり方、ちゃうんちゃう? 見に行くわ」と、私の扱いは慣れたもんです。
その後、ホームセンターに寄って買ってきたという電動ポンプ(2000円弱)を手に、やってきた息子。ポンプをセットすると、あれよあれよとビニールプールは膨らんで、あっという間に完成したのです!!!
・・・ななな、どーゆーこっちゃ! 「空気入れる場所、こっちやで」と息子。 え・・・?
空気入れだと信じて疑わなかった穴は、水抜き用の穴で、水抜き用の穴だと思っていたのが、実は空気入れの穴だったのです。。。
あ、あ、わたしたち、アホちゃうか・・・
ジィーじとバァーばはガクゼンとしました。
夕方になって孫がやってきて、楽しそうに水浴びしている姿に癒やされましたが、自分たちのアホさかげんがつくづく分かった夏の休日でした。